糖尿病患者さんの運動は=薬と同じ効果


糖尿病と運動の関係


身体活動量の低下は肥満を招き、2型糖尿病を始めとする生活習慣病の誘因となることが知られています。運動は筋細胞へのグルコースの取り込みを促進させ、血糖値を低下させるのでインスリン抵抗性の改善にも効果的です。糖尿病患者さんの運動は=薬と同じ程の効果があるのです。

加齢にともなう基礎代謝の低下は、筋肉量の減少と密接な関係があります。筋肉は基礎代謝の38%を占めますが、男性が20歳、女性は18歳ぐらいをピークに減少に向かうので、筋肉量に比例して基礎代謝も徐々に下がっていくのです。基礎代謝の低下は、体脂肪を溜め込みやすい体へとなり、それが肥満の誘因となりますし、血糖値の乱れ、高脂血症、動脈硬化などのリスクも高くなります。しかし、運動をすることでこれらを防ぐことができます。

運動を始めるのに年齢は関係ありません。90歳を超えても筋肉や体力が向上することが研究で分かっています。なので、自分はもう歳だからと諦める必要はありません。また、運動はカラダ全体の代謝を高め体脂肪を減らすとともに、心肺機能や免疫力も高めてくれます。適切な食事と運動はどちらも大切です。




ナビゲーション